今の時期だけ!木曽の郷土料理すんき漬けの作り方/無塩の乳酸発酵レシピ

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2021年すんき漬け すんき漬け
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こんにちは。

都内で発酵ワークショップnanairo!を主宰しています、マキ太です。

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11月になると、なぜかそわそわ落ち着かないわが家。

そう!

待ちに待った「すんき漬け」の季節です (;”∀”)

すんき漬け

 

すんき漬けは、長野・木曽地方の伝統的な乳酸発酵のお漬物です。

珍しいのが、塩も一切使わずに自然発酵させるところ。

 

塩を少量使って乳酸発酵させるお漬物には、

ドイツの伝統的なお漬物のザワークラウトや、

京都の三大漬物にも数えられる生しば漬けがあります。

 

すんき漬けは、乳酸発酵の要ともいえる塩を使いません。

 

長野県の南西部に位置する、木曽町。

 

自然豊かで、ご飯も美味しい!

年に数回訪れる、

わが家にとって第2の故郷のような存在です。

木曽の風景

 

すんき漬けには、その地域で採れた木曽の赤かぶが欠かせません。

赤カブ

 

訪れる度に食べていたすんき漬けを、

昨年初めて漬けてみました。

 

 

他のどんなお漬物とも違った、すんき漬け独特の酸味が

本当に美味しくて…!

10kg漬けましたが、あっという間になくなってしまいました。

 

毎年この時期にも木曽を訪れていますが、今年はあいにく都合がつかず…

いつもお世話になっている宿のおかあさんに送ってもらって、

すんき漬けを漬けることに!

ありがとうございます (≧▽≦)

 

そして今日、箱いっぱいに入った赤カブが届きました。

箱いっぱいの赤カブ

 

見た目からもそのパリッと感が伝わるくらい、

採れたて、新鮮な赤カブです。

 

すんき漬けは、前の年のすんきからして、

発酵を促します。

 

わが家では、昨年漬けたすんき漬けを

冷凍保存しておいたものを使います。

冷凍保存したすんき漬けの種

 

あらかじめ冷凍庫から出して、解凍しておきます。

 

今回10kgを一度に漬けようとすると、種が足りない…

 

そう思ったので、まずは種を増すことにしました。

 

前回は、すんきの種を3割ほど入れることによって、

発酵がうまく進みました。

 

まずは、赤カブの葉茎を水でよく洗います。

赤カブの葉茎をよく洗います。

 

水気を切って、

水気を切ります。

 

3cmくらいに切ります。

3cmくらいに切ります。

 

大きな葉は入れないこともあるようですが、

\もったいないから、私は入れちゃう!/

と、お母さんに教わったので、

赤カブの葉

 

全部入れちゃいます!

 

沸騰したお湯を、65℃くらいまで温度が下がるのを待ち、

65℃くらいのお湯

 

カブの葉をザザーっと入れます。

赤カブをサッと茹でます。

 

30秒ほど全体を温めたら、ザルにあげます。

お湯からあげます。

 

水気を軽く切って、漬物袋の中へ。

袋に入れます。

 

そこに解凍したすんき種を入れます。

 

菌がいきわたるように、茹で汁を入れます。

茹で汁を入れます。

 

カブの葉の量にもよりますが、袋の中で、空気に触れないようにするために、大体4~5杯分入れています。

 

空気を抜いて袋の口を閉じ、

上から軽く押して水に浸かるくらいがいいかと。

袋の中の空気を抜きます。

 

\こんな感じになります/

 

以前は発泡スチロールの箱を使っていましたが、

今回は、クーラーボックスを使ってみます。

温度を一定に保つのが目的なので、恐らく大丈夫・・・

クーラーボックスにすんき漬けを入れます。

 

温かさをキープするため、湯たんぽとお湯を入れたペットボトルで空間を温めます。

新聞紙を入れます。

 

隙間に新聞紙を詰めて、作業は終了!

 

このまま1日待ちます。

 


 

翌日

 

クーラーボックスの周りには、すんき漬けのいい香りが♪

 

どうやら種作りは成功のよう ( *´艸`)

 

今度は、そのできた種を使って、

残りのカブをすんき漬けにします。

 

葉をザクザク切って、

葉をザクザク切ります。

 

乳酸菌は、特に茎と根の付け根部分に多く含まれているとのこと、

赤カブの根元

 

赤い部分は、全部は入れず、

赤かぶ漬けにすることが多いようです。

 

昨年漬けた赤かぶ漬けのレシピです。

 

 

赤い部分も切って入れます。

 

加熱して、種を混ぜ合わせると、

発酵前のすんき漬け

 

クーラーボックスいっぱいになりました。

 

また1日待つと…

袋がふくらんできます。

 

袋が膨らんでいました!

 

パンパンというほど膨らんではいませんでしたが、

見た目で分かるくらい、しっかり膨らんでいました。

 

発酵の確認ができたら、あとは冷やすだけ。

 

この時期の木曽町は、朝晩氷点下の気温です。

土間などで保存するようですが、

都内マンション暮らしのわが家では難しいので、

今回はそのままクーラーボックスを利用して、保冷剤で冷やすことにします。

クーラーボックス

 

少なくなってきたら、冷蔵庫で保存しようと思います。

 

そして、

すんき漬けの種を使って、無塩のお漬物作りにも挑戦中です。

 

昨年は、かぶ白菜のお漬物を作りました。

すんき漬けほどの酸味は出ませんでしたが、

優しい酸味のお漬物ができました。

 

種を継ぐ1番のおすすめは、「すんき豆乳ヨーグルト」

今わが家で使っているものも、1年間植え継いできたものです。

安定感抜群の、優秀な種菌です!

 

 

今年は、無塩のザワークラウトにチャレンジしてみます。

 


 

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まだまだ動画は少ないですが、

自家製の発酵食品の作り方や、それを使ったレシピを公開していく予定です。

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