こんにちは。
都内で発酵ワークショップnanairo!を主宰しています、マキ太です。
はじめての方は、こちらもどうぞ。
自家製の発酵食品を使った料理は、Twitterでほぼ毎日更新中。

わが家の冷蔵庫にいつも常備されている酒粕。
↑純米大吟醸酒粕など、こだわりの酒粕も。
最近は、スーパーなどの冷蔵コーナーでも見かけるようになりました。
年間を通して比較的手に入りやすい酒粕ですが、
実は酒粕にも旬の時期があるんです。
酒粕とは、日本酒を造る過程でできる、日本酒を搾った時にできる搾りかすの事。
新酒が出回る12月頃から、出来たての酒粕を入手する事ができます。
↑マキ太がいつも購入している新潟の地酒の酒粕も、いつも12月中旬から購入可能です。
わが家で作っている酒粕レシピ
わが家にどうして酒粕が常備されているのか?
酒粕と言えば、甘酒の材料として知られていますが、
わが家で作っているのは、米麹を使った甘酒。
↑ヨーグルトメーカー(ヨーグルティア)で作ります。
酒粕は、主に料理に使います。

酒粕汁

ニシンの酒粕漬け
↑そして、酒粕を使った珍味と言えばコレ!
それと、一番活躍しているのが、味噌作り。
年に数回(11月~4月頃)に分けて仕込むわが家の味噌は、酒粕が必須なのです。

↑塩で蓋をする代わりに、酒粕で蓋をしています。
そんなわが家で大活躍の酒粕で、
今回は『酒粕クッキー』を作ります。
酒粕っぽさを極力抑えたクッキーです。
↑酒粕初心者でも大丈夫!
甘さ控えめのミルクティー風味の酒粕クッキー
材料
小さめのクッキー10個分
・薄力粉 ・・・100g
・豆乳 ・・・40g
・酒粕 ・・・15g
・卵 ・・・1個
・砂糖 ・・・15g
・アールグレイの茶葉 ・・・2g
レシピ
1.豆乳に細かくしたアールグレイの茶葉を入れ、40℃くらいに温める。 2.温まった豆乳に酒粕を入れ、よく溶かす。 3.2に溶いた卵を入れ、よく混ぜる。 4.薄力粉をふるいにかける。 5.薄力粉と砂糖を混ぜる。 6.3の材料を入れ、サクッと混ぜる。 7.オーブンを170度に温めておく。(予熱) 8.天板にオーブンペーパーを敷き、生地をスプーンですくってのせる。 9.オーブンで15分焼く。
酒粕クッキーを作る時に一番大切な事。
それは、酒粕を溶かす事。

酒粕を溶かす方法は、ズバリ『ぬるま湯で溶く』です。
今回は、ぬるま湯ではなく、ぬるい豆乳で溶きます。

↑鍋で温めてもいいですが、電子レンジで20秒ずつ様子を見ながら温めてもok!the酒粕ミルクティー
↑富澤商店の『アールグレイ/80g』
入れるだけで簡単に紅茶風味になります。
固まりがなくなるように、酒粕を溶かします。

溶いた卵を、よく混ぜます。

ふるいにかけた薄力粉に砂糖を入れ、
軽く混ぜます。

溶かした酒粕を入れ、さっくりと混ぜます。
ゆるい生地が出来上がります。
オーブンを170度に温めます。(予熱)

クッキングシートを敷いた天板に、生地をスプーンですくってのせます。
170度のオーブンで15分焼きます。

材料に関する考察
酒粕について
酒粕の量は、お好みで調整して下さい。(15~30g)
↑酒粕初心者の方には15g、酒粕好きには30gがおすすめです。
卵について
卵を入れるとふんわり仕上がります。
↑サクサクというより、ややしっとり。
卵アレルギーがある場合は、卵なしで作る事も可能です。
その場合、オリーブオイルを35g入れると生地がなめらかになります。
オイルの場合、少し固めの生地になりますので、
ラップで成型し、1時間程冷蔵庫で生地を寝かし、
その後包丁で切ると、きれいな形になります。
砂糖について
今回は、甘さ控えめで作りました。
甘めがお好きな場合は、砂糖の量を30gまで増やす事ができます。
工程に関する考察
酒粕は、よく溶かさないと固まりが残ります。
しっかりと溶かして下さい。
また、アールグレイの茶葉も食感が悪くならないように、出来るだけ細かくします。
↑富澤商店の『紅茶パウダー/40g』
紅茶パウダーを使ってもok。
留意点
酒粕は、およそ8%のアルコールを含んでいます。
加熱は十分に行いましょう。
温活にも!生姜が効いた酒粕クッキー
材料
アールグレイのクッキーからの変更点
薄力粉100g
↓
薄力粉80g+アーモンドパウダー20g
卵1個
↓
オリーブオイル35g
砂糖(てんさい糖)10g
↓
黒糖しょうがぱうだー30g
酒粕はお好みで、15~30g加えます。
レシピ
身体が温まりそうな生姜入りの黒糖。

↑お土産で頂きました。

↑富澤商店の『皮無アーモンドパウダー/100g』
わが家の定番、香ばしさをプラスするアーモンドパウダー。

酒粕30g用意します。

分量外のぬるま湯(酒粕の半分くらいの量)を入れて、溶かします。

湯せんでは固まりが残ってしまい、断念。

薄力粉を80g、

アーモンドパウダーを20g用意します。

ふるいにかけます。

だまがなくなりました。

黒糖しょうがぱうだーとオリーブオイルを入れます。

卵を入れて時とは違い、少しポロポロする生地になります。

ラップで成型します。

形をしっかり整えます。
1時間後

包丁で同じ厚さに切っていきます。

↑野田琺瑯のホワイトシリーズ『レクタングル浅型S』
このままオーブンで焼けますが、ちょっと窮屈なので、
天板にのせてから焼きます。

170度で予熱をし、その後15分焼きます。

少し固めですが、食べ応えのあるクッキーの出来上がりです。
↑卵入りのようなふわふわ感はありません。
酒粕を30g入れているので、結構主張はしますが、
生姜の風味が勝ちます!笑
ちなみに、この緑色のクッキーは抹茶風味。
パパから「ちょっと苦いなぁ~」と言われた為、現在材料調整中です。
↑また後ほど~

↑お菓子作りの材料は何でも揃います。
冬季のみ酒粕も購入できます。
まとめ
酒粕は、色々なものとの相性がいいんです。
↑実は楽しい食材です。
料理に使う時もそうですが、
お菓子作りでも色々なものと組み合わせてみて、
お気に入りを見つけるのもいいですね。