こんにちは。
都内で発酵ワークショップnanairo!を主宰しています、マキ太です。
はじめての方は、こちらもどうぞ。
自家製の発酵食品を使った料理は、Twitterでほぼ毎日更新中。
先日、八百屋さんで、
真っ赤なりんごをみつけました。
品種は紅玉(こうぎょく)。
酸味が強く、そのまま食べるというより、
アップルパイなどの製菓用に使われることの多い品種です。
試しにそのまま食べてみると…
食感はパリっとしているけど、確かにすっぱい‼
せっかくのきれいな赤い色なので、
今回はジャム作りには欠かせない、自家製ペクチンと、
アップルパイにもおすすめの、リンゴ煮を一緒に作ります。
ジャムを手作りした時に、サラサラして、
うまく固まらなかった経験はありませんか?
それは、果物によっては、
ペクチンの含有量が少ないからなんです。
例えば、いちごやブルーベリー。
わが家でも、子ども達に特に人気のある果物です。
ヨーグルトソースのように、どうしてもサラサラしがちですが、
このペクチンがあると、一瞬でとろみが出ます。
長時間煮る必要もないので、時短にもなります。
製菓材料の専門店などでは、粉末状のペクチンもあります。
わが家では、りんごを煮るだけでできる手軽さと、
冷凍保存もでき、使いたい時に使える安心感から、
ペクチンは手作りするというスタイルになりました。
真っ赤な紅玉でつくる、自家製ペクチンとリンゴ煮のレシピ
材料について
りんごのペクチンの材料は、りんごと水と砂糖とレモン汁です。
りんごについて
今回は、色が真っ赤な、
紅玉を使います。
熟し過ぎると、ペクチンの量が減るとも言われています。
できるだけ新鮮なものを使うようにします。
砂糖について
グラニュー糖で作ると、色がきれいに出ます。
ただ、白砂糖をあまり使わないわが家では、
北海道のてん菜から作られたてんさい糖や、
沖縄や鹿児島のさとうきびから作られた粗糖を使うこともあります。
まずは、家にある砂糖で試してみてください。
レモンについて
国産レモンの旬は、冬です。
11月頃は、スパイシーな香りがするグリーンレモンが、
その後12月頃からは、完熟の黄色いレモンが手に入ります。
りんごの旬も、同じ冬の時期なので、
こだわって栽培されている国産レモンを使うことができます。
水 ・・・りんごと同量(600g)
砂糖 ・・・りんごの半量(300g)
レモン ・・・りんごの10%(60g)
すべてグラム(g)表示です。
レシピ
①紅玉の皮をよく洗い、薄く切ります。
②りんごと水を鍋に入れ、中火でコトコト煮ます。
はじめは、砂糖を加えず、
水だけで煮ます。
煮汁が、鮮やかな赤い色になってきます。
ちなみに、サンふじという品種の皮を煮た時は、
薄いピンク色になりました。
②りんごが透き通ってきたら、砂糖を一気に加えて弱火で煮ます。
③砂糖が溶けて水分が出てきたら、レモン汁を加えて強火で仕上げます。
※焦げないように、木べらなどで混ぜながら、
全体を馴染ませます。
④液体の部分をすくい、ビンに詰めます。
これで、ペクチン液の完成です。
⑤ペクチン液をとったら、りんごをつぶしながら煮詰めます。
熱いうちにビンに入れ、密封します。
ペクチンは、冷えていく過程でトロミが出てきます。
鍋の内側に残ってしまいますので、忘れずにとります。
リンゴ煮は、アップルパイの中に入れてだけでなく、
ジャムとして、ヨーグルトにかけてもおいしいです。
まとめ
紅玉のペクチンとリンゴ煮
おすすめの季節
秋~冬
難易度
難しい ☆☆☆★☆ やさしい
(やさしい)
保存
常温・冷凍
今回は、りんごを丸ごと使ってペクチンを作りました。
ちなみに、りんごの皮だけを使って作ることもできます。
実はそのまま食べたい!
そんな時は、こちらの作り方がおすすめです。
見た目は美味しそう、だけどパリッとしていない・・・
そんな時はジャムもいいけど、保存可能な焼肉(ジンギスカン)のたれがおすすめです!
りんごのペクチンのおすすめの使い方
わが家でのおすすめの使い方をまとめました。
こだわりの材料をそろえたいなら、食べチョクがおすすめ。
りんごのペクチンは皮を使うので、農薬も気になります。
食べチョクだと、”農薬節約栽培”など、気になるポイントも記載されています。
丁寧に育てられている農家さんから直接購入できるのは、何より安心です。
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まだまだ動画は少ないですが、
自家製の発酵食品の作り方や、それを使ったレシピを公開していく予定です。