我が家では、毎日ダッチオーブンで米を炊きます。
炊飯器を使っていましたが、今ではすっかり、日常的にダッチオーブンです。
1年以上使わなかった炊飯器は、断捨離。
炊飯器のない生活。 それは背水の陣。。。 ってほどシリアスでもないですが、
ダッチオーブンになれると早いし、うまいしでいいこと尽くし♪
我が家的、最高に美味しい炊き方をマスターしたので、紹介します。
お米の炊き方の基本
炊飯の材料はお米と、水、以上。
当たり前ですが、とてもシンプル。
そのため、お米と水は要チェック。
お米は精米したてがベスト ということで、我が家は精米機で毎晩精米しています。
精米機の活用方法(別リンク)
もちろん、精米機を持ってる人なんてあまりいないでしょうから、買った米が乾燥・劣化しないように
密封して冷蔵庫がいいです。
あと、水は、水道水よりも、浄水器を通したものか、ペットボトルの天然水がいいです。
夏場の御飯はなぜ不味い?!
お米と水のチェック完了!
はい。これで完璧。
と思いきや、これだけでは、夏場の御飯がまずい問題が未解決です。
そういえば、小さい頃から、夏になるとなぜか米を食べる量が減っていました。
祖母は対策として、お酒を少し入れて炊いてくれました。
ちょっとは美味しくなるのですが、それでも、劇的に味がよくなる事はありませんでした。
その話を妻(東北出身)にしたところ、
「えぇ~、そうだった?」
と、あまり共感してくれません。
実際妻の実家に帰省した時も、夏場でもご飯は美味しいんです。
田舎だから、水も美味しい…
そして冷たい★
東京の夏場の水道水は非常にぬるい・・・
あ! それだ!
ということで、米も水も、事前に冷蔵庫で冷やしておくと完璧です。
そういえば、大阪の米炊き仙人で有名な定食屋でも、
夏場は美味しく炊けないから店を休む!って見たことがあるな。。。
材料と炊き方
つづいて、材料と米炊き手順です。
≪■材料 3人前≫
・米 3合(約450g)
・水(炊飯用) 540g(米の約1.2倍)
・水(米研ぎ用) 1.5L
≪■道具≫
・ダッチオーブン
・ボウル
・ザル
≪■レシピ≫
1.お米、水ともに冷蔵庫で最短でも1時間ほど冷やしておきます。(ポイント①)
2.ボウルに水(米研ぎ用)500ml程をいれ、ザルに米をいれてから、
ザルをボウルに入れ、米をやさしくかき混ぜるように研ぎます。
3.白く濁ったら、ザルをあげて、水を捨てて、再び、2.の作業を2回繰り返します。
4.ザルの米をよく水をきったら、水(炊飯用)を入れて 30分程おきます。(急ぎの場合は10分でOK)
5.ダッチオーブンに水と浸した米をいれて、蓋をして、強火で加熱します。(ポイント②)
6.ダッチオーブンから水蒸気が漏れるくらいにしっかり沸騰したら、蓋を開け、木べらでナベ底から軽くかき混ぜてすぐに蓋をします。(ポイント③)
7.弱火に落として10分。その後、2分程度蒸らします。
8.お米をほぐして、絶品御飯の出来上がり♪
コツの解説
お米と水を冷やしておく
夏場の米が美味しく炊けないと書きましたが、
米研ぎや浸水では、米の吸水のスピードがゆっくりの方がいいです。
これは、大阪の米炊き仙人のお店は、夏場は店を閉める理由と関係がありそうです。
冷蔵庫で冷やすのが手間な場合は、氷を使って米研ぎ&浸水が楽ですが、
水加減を失敗しないように注意が必要です。
最初から強火で炊く
火にかけてからも低い温度からスタートした方がいいそうです。
いわゆる「はじめちょろちょろ・・・」ってやつですね。
でも、ダッチオーブンは強火でスタートしても鍋全体の温度が上がるまでに
時間がかかるので、いきなり強火で大丈夫です。
試しに、「はじめちょろちょろ・・・」を再現すべく、弱火で沸騰させましたが、
水加減を間違えていないのに、べちゃべちゃの炊きあがりになりました。(涙
なので、冷たい水、米をダッチオーブンで炊く場合は、最初から強火。
これ、マストです!
沸騰後にかき混ぜる!
薪と釜で御飯を炊いたことがありますが、釜は丸い底なので、米が対流して
均一に炊きあがってとても美味しかった記憶があります。
残念ながら、ダッチオーブンは米が対流するような鍋底形状ではないので、
手作業で対流させるようにします。
このひと手間で、釜炊きのように炊きあがりが均一になります。
温度が下がってしまうので、手早く混ぜることが大事です。
この手順に慣れると、キャンプでも普段と変わらずに、いや、むしろ火力アップをうまく使えれば
いつもより美味しく炊くことも夢ではありません。