夕食に夫が作ってくれたポタージュ。
「何これ!めちゃくちゃ美味しい!」って、子供たちのおかわりが止まらない。
私も食べてみると、噓偽りなくめちゃくちゃ美味しい!
何よりこの驚異的な甘味。
絶賛離乳食中の末っ子(食いしん坊の0歳児)も、「もっとくれ」とスプーンを持った手を掴んで離さない。
「何入れたの?じゃがいも?さつまいも?」って、料理好きの長女も思わず訊いちゃうくらい。
私も知りたい。
「ただのかぼちゃのスープだよ。」と夫は言う。
それはない、だって1月のかぼちゃって味が乗らなくて料理するのに困るくらいだから。
子供たちに農薬や化学肥料を使わない野菜を沢山食べさせてあげたい、そう思って始めた週末農業生活。
気付けは4年が経つ。
今でこそお裾分けできるくらい多収穫の野菜も出てきたが、
初めたばかりの頃は、無耕起の自然農法こそが正義だと頑なに信じていた為、
週末の度に雑草の処理に追われ、心が折れそうになっていた。
「この畑で野菜なんて育つのか?」って思っていた頃、唯一沢山採れたのがかぼちゃだった。
在来種(固定種)の種を探し求め、形や大きさや味わいが違う数種類を選択。
形がコロンとした江戸時代から会津地方で作られてきた『会津早生菊南瓜』、

皮が朱色で中が黄色い加賀の伝統野菜『打木赤皮甘栗南瓜』、

八百屋のお父さんに育てやすいからと勧められた、道の駅でもお馴染みの『鶴首かぼちゃ』、

ひょうたんみたいな形が可愛らしい、スープでお馴染みの『バターナッツ南瓜』に、
植えた覚えはないけど勝手に生えてきた緑色の地カボチャなど、
収量に違いはあれど、どれもしっかり実を付けてくれた。
カボチャは春植えの野菜、暖かくなり始める3月頃に種を蒔く。
成熟するのが早い品種だと7月頃から収穫できる。
一番美味しい時期は夏から初秋ではあるものの、11月に蔓が完全に枯れるまで地味に生り続ける。
ただ気温が低くなると、生りはするものの、徐々に味が乗らなくなってくる。
そして今は1月、夫がポタージュにしてくれた鶴首かぼちゃも、
12月に枯れた蔓を片付けている時に発見したもの。
どうしたって甘いはずがない。
子供に大人気だったポタージュ、その作り方を夫に聞いた。
①南瓜の皮を剥いてひと口大に切る。(この時期のかぼちゃは皮が苦くて食べられない。)

②ニンジンを皮ごと南瓜と同じ大きさに切る。
③全ての食材を鍋に入れ、野菜がギリギリ被るくらいの水で柔らかくなるまで煮る。
④ミキサーで滑らかになるまでかくはんして、塩で味を調えたらできあがり。

玉ねぎじゃなくて、長ネギかー!
しかも炒めてない?
とろみの代表選手のじゃがいもも入っていない?
「ずっとコトコト煮込んでただけだよ。」だって。
あと結構大事なのは、野菜のバランスらしい。
かぼちゃ3:ニンジン1:太い長ネギ1(青の部分だけ)
このくらいがベスト。
特にニンジンが多すぎると、主張が強すぎてかぼちゃの味がしなくなるらしい。
そう、ニンジンも長ネギも冬が旬の野菜。
特に長ネギは、青い葉の中にジュルっとゼリー状の液体が詰まっていて、
丸焼きにしたら最高に美味しい。
オーブンから出したばかりの焼き立てに、熱々のうちにかぶりつきたい。
想像をはるかに超える甘味。
塩だけで1人1本あっという間に完食。(ベビー代表の末っ子も負けじと参加。)
それにしてもこのポタージュ、いやスープ?
この際それは大きな問題ではない。
それよりこれでまた、母の味ならぬ父の味が増えてしまった。
〇 塩だけだと旨味が足りない時におすすめの調味料
野菜の旨味が十分にある時は、塩だけで味が調う。
ただ旬ではない時期に作ろうとすると、何かしら旨味が欲しくなる。
飴色になるまで炒めた玉ネギを入れるのもいいけど、魚醤を少し入れるのもおすすめ。
魚醤をまだ試したことのない人は、自分で仕込む前に小さめのを1本買ってみるのもあり。
樽で熟成させるイタリアの魚醤コラトゥーラは、内臓を除いて漬け込むから、
タイのナンプラーや日本の魚醤に比べてクリアな味わい。
初めて魚醤を使う人にはおすすめの1瓶。
→ミシュランで星を獲得するシェフたちも愛してやまないDelfino社のコラトゥーラ
〇 スープに入れると旨味がアップする粉末
無添加好きでも安心して使える、オーガニックのきのこの粉末。
わが家ではスープだけでなく、毎日の味噌汁にも出汁として入れている。
カレーやパスタソースの隠し味としても使える優れもの。
稀にスーパーでも見かける白いポンポンみたいなヤマブシタケ。
気軽に取り入れたいなら、パウダータイプがおすすめ。
ヤマブシタケの粉末


